2007/12/21 2007年総括 (公開sp) [特番]
2007年ロック・シーン総括(guest : 伊藤政則、大貫憲章)
伊藤政則 select
1. The Answer / No Questions Asked
2. Robert Plant & Alison Krauss / Fortune Teller
3. Rush / The Main Monkey Business
4. New Trolls / High Education
5. New Trolls / The Seventh Season
6. Arch Enemy / Blood on Your Hands
大貫憲章 select
7. Justice / D.A.N.C.E.
8. Edgar 'Jones' Jones / The Way It Is
9. Fermin Muguruza / Yalah, Yalah, Ramallah!
10. Amy Winehouse / Back to Black
11. Kevin Ayers / Unfairground
渋谷陽一 select
12. The Enemy / Away From Here
13. The White Stripes / Conquest
14. Common / U, Black Maybe
15. Nas / Black Republican
16. Bruce Springsteen / Radio Nowhere
17. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)
伊藤政則 select
1. The Answer / No Questions Asked
伊)アイルランドの若手4人組。
普通のハードロックでヘビメタではない。スピリットは古い。
粘りがあっていい。
渋)いいけど、2007年にこれをやる意味があるのか?
普通のハードロックでヘビメタではない。スピリットは古い。
粘りがあっていい。
渋)いいけど、2007年にこれをやる意味があるのか?
2. Robert Plant & Alison Krauss / Fortune Teller
伊)カントリーやブルーグラスだけでなく、昔ロバート自身が歌っていた
60年代のカバーもやっているのがおもしろい。
渋)渋くていい。2人がうまく噛み合ってお互いに得。
60年代のカバーもやっているのがおもしろい。
渋)渋くていい。2人がうまく噛み合ってお互いに得。
3. Rush / The Main Monkey Business
伊)若いプロデューサーを起用したことで、往年の忘れていた部分をうまく出している。
プログレの要素が強くなっている。
渋)ラッシュの本来的なテイストに戻った感じ。
プログレの要素が強くなっている。
渋)ラッシュの本来的なテイストに戻った感じ。
4. New Trolls / High Education
5. New Trolls / The Seventh Season
伊)イタリアのプログレバンド。
31年ぶりにリリースされたコンチェルト・グロッソシリーズ3作目。
日本のオーケストラがバック。叙情的。
渋)これをいいという伊藤の勇気がすごい。
31年ぶりにリリースされたコンチェルト・グロッソシリーズ3作目。
日本のオーケストラがバック。叙情的。
渋)これをいいという伊藤の勇気がすごい。
6. Arch Enemy / Blood on Your Hands
伊)メロディックデスメタル。
渋)女性ボーカルがすごい。しかし古い...。
渋)女性ボーカルがすごい。しかし古い...。
大貫憲章 select
7. Justice / D.A.N.C.E.
大)フランスのユニット。
わかりやすいメロディなどはないが、ロックのスピリットがあり、
単純なハウス、ダンスミュージックではない。
わかりやすいメロディなどはないが、ロックのスピリットがあり、
単純なハウス、ダンスミュージックではない。
8. Edgar 'Jones' Jones / The Way It Is
大)ステアーズというバンドを経てのソロ。
ジャズやジャンプありで、ミュージシャンというより音楽好きの兄ちゃん。
渋)音楽おたく度を追求しきったサウンド。
ジャズやジャンプありで、ミュージシャンというより音楽好きの兄ちゃん。
渋)音楽おたく度を追求しきったサウンド。
9. Fermin Muguruza / Yalah, Yalah, Ramallah!
大)バスク地方出身のラテンサウンド。ジャマイカ録音。
渋)クラッシュとつながるところがある。
自分達のローカル性とナショナリズムをしっかり出していこうという感じ。
渋)クラッシュとつながるところがある。
自分達のローカル性とナショナリズムをしっかり出していこうという感じ。
10. Amy Winehouse / Back to Black
大)ちょっとモータウンな香りがあって、伝統的な中にも新しさがある。
歌メロがあり、声もいい。
伊)リスペクトがある。若いのに艶がある。
歌メロがあり、声もいい。
伊)リスペクトがある。若いのに艶がある。
11. Kevin Ayers / Unfairground
大)今の世の中を彼なりに見ていて、彼らしいひねりもある。
全然変わってないところがいい。
全然変わってないところがいい。
渋谷陽一 select
12. The Enemy / Away From Here
渋)ほどよいメロディラインと、ほどよい王道感覚があり、それなりに若々しさもある。
曲作りに才能がある。
曲作りに才能がある。
13. The White Stripes / Conquest
渋)斬新さもネタ切れかと言われているが、そんなことはない。
新しい発明がこれだけ導入されているのは唯一無比のバンド。
大)自分の頭の中にあるビジョンをうまくまとめている。
新しい発明がこれだけ導入されているのは唯一無比のバンド。
大)自分の頭の中にあるビジョンをうまくまとめている。
14. Common / U, Black Maybe
渋)日本ではヒップホップというと聞きにくいイメージがあるが、カニエ・ウェストが
うまく聞きやすく作っている。
洗練された音楽とシリアスなライムできっちり作られていて、日本でも受けるのでは。
うまく聞きやすく作っている。
洗練された音楽とシリアスなライムできっちり作られていて、日本でも受けるのでは。
15. Nas / Black Republican
渋)アルバムタイトルが象徴的。
ヒップホップシーンを批判しつつ、自分たち自身も批判対象として取り上げている。
Jay-Zとの歴史的デュエット。
ヒップホップシーンを批判しつつ、自分たち自身も批判対象として取り上げている。
Jay-Zとの歴史的デュエット。
16. Bruce Springsteen / Radio Nowhere
渋)もっとビートを、もっとギターを、もっとラウドに、と。
大)これはすごくいい。
大)これはすごくいい。
17. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)
2007/12/14 [新譜紹介]
1. Orson / Ain't No Party
2. Orson / The Contortionist
3. Orson / Everybody!
4. Puscifer / Queen B
5. Puscifer / Momma Sed
6. Puscifer / The Undertaker
7. Neil Young / Ordinary People
8. Elton John / Your Song
9. Sex Pistols / Pretty Vacant
10. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)
2. Orson / The Contortionist
3. Orson / Everybody!
前作の成功を踏まえ、じっくり時間とお金をかけて制作された2nd。
1stで受け入れられたポップなメロディと、すごくハッピーなポップロックセンスを
ぶれることなく継承しようという彼らの意志がバリバリ伝わってくるのに加え、
バンドのスキルも上がってきており、前作よりは厚みがあり、
気の利いたフレーズが散りばめられた作品になっている と。
1stで受け入れられたポップなメロディと、すごくハッピーなポップロックセンスを
ぶれることなく継承しようという彼らの意志がバリバリ伝わってくるのに加え、
バンドのスキルも上がってきており、前作よりは厚みがあり、
気の利いたフレーズが散りばめられた作品になっている と。
4. Puscifer / Queen B
5. Puscifer / Momma Sed
6. Puscifer / The Undertaker
Toolのメイナードによる新しいプロジェクト。
予想外にけっこうポップでコマーシャル。
A Perfect Circle とはまた違う身軽なプロジェクトという感じで、
いい意味での無責任さと自由さがサウンドにも反映されている気がする と。
予想外にけっこうポップでコマーシャル。
A Perfect Circle とはまた違う身軽なプロジェクトという感じで、
いい意味での無責任さと自由さがサウンドにも反映されている気がする と。
7. Neil Young / Ordinary People
お蔵入りしていた "Chrome Dreams" に未発表曲を加え、新しい形としてリリース。
ここで出し直すのには彼なりのいろんな思いがあるのではないだろうか と。
ここで出し直すのには彼なりのいろんな思いがあるのではないだろうか と。
8. Elton John / Your Song
9. Sex Pistols / Pretty Vacant
10. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)
2007/12/7 [新譜紹介]
1. Future Of The Left / Fingers Become Thumbs
2. Future Of The Left / The Lord Hates A Coward
3. Future Of The Left / Small Bones Small Bodies
4. Los Campesinos! / We Throw Parties, You Throw Knives
5. Los Campesinos! / Don't Tell Me to Do the Math
6. Los Campesinos! / Frontwards
7. Led Zeppelin / Black Dog
8. Led Zeppelin / Over the Hills and Far Away
9. Led Zeppelin / The Ocean
10. Alicia Keys / Superwoman
11. Alicia Keys / No One
12. The Police / Message in a bottle
13. Jay-Z / Roc Boys (And the Winner Is)...
14. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)
2. Future Of The Left / The Lord Hates A Coward
3. Future Of The Left / Small Bones Small Bodies
ウェールズ出身、3人組み新人バンドのデビュー作。
雑多な音楽要素を詰め込んで、それを一定の傾向性を考えずに叩きつけている感じ。
いろいろな音の傾向を変えていけば、聞きやすいポップミュージックになるような
ちゃんとしたメロディラインと曲としての構造を持ちながら、
音を壊してインパクトのある音作りにしていく手法が非常に可能性を感じさせる。
堂々とした音で、これからが楽しみなバンド と。
雑多な音楽要素を詰め込んで、それを一定の傾向性を考えずに叩きつけている感じ。
いろいろな音の傾向を変えていけば、聞きやすいポップミュージックになるような
ちゃんとしたメロディラインと曲としての構造を持ちながら、
音を壊してインパクトのある音作りにしていく手法が非常に可能性を感じさせる。
堂々とした音で、これからが楽しみなバンド と。
4. Los Campesinos! / We Throw Parties, You Throw Knives
5. Los Campesinos! / Don't Tell Me to Do the Math
6. Los Campesinos! / Frontwards
同じくウェールズ出身の新人バンドのデビューEP。
女性3人+男性4人の7人編成。
非常にごちゃごちゃしたジャムバンド、ヒッピーカルチャー風といった感じで
雑多な音楽性を持ったバンドだが、基本的に非常にハッピーな物語性のある音楽を
目指していて、音楽的な骨格はしっかりしている。
レトロな感じというより、それを素材に今の時代の音を作ってるので
回顧的なニュアンスがなく、そのへんが気持ちいい と。
女性3人+男性4人の7人編成。
非常にごちゃごちゃしたジャムバンド、ヒッピーカルチャー風といった感じで
雑多な音楽性を持ったバンドだが、基本的に非常にハッピーな物語性のある音楽を
目指していて、音楽的な骨格はしっかりしている。
レトロな感じというより、それを素材に今の時代の音を作ってるので
回顧的なニュアンスがなく、そのへんが気持ちいい と。
7. Led Zeppelin / Black Dog
8. Led Zeppelin / Over the Hills and Far Away
9. Led Zeppelin / The Ocean
リイシュー盤で、これまで未発表だったテイクがいくつか収められている。
全盛期の爆発的なエネルギーがパッケージされた...とにかく聞いて と。
全盛期の爆発的なエネルギーがパッケージされた...とにかく聞いて と。
10. Alicia Keys / Superwoman
11. Alicia Keys / No One
R&Bの歌心を一貫して守りながら、自分自身の音楽的スタイルを作り続け、
強いメッセージ性を常に訴えているが、
今回のアルバムも彼女の姿勢は全くぶれることなく、
王道のメロディと王道の歌唱力で押し倒す 素晴らしい作品になっている と。
強いメッセージ性を常に訴えているが、
今回のアルバムも彼女の姿勢は全くぶれることなく、
王道のメロディと王道の歌唱力で押し倒す 素晴らしい作品になっている と。
12. The Police / Message in a bottle
13. Jay-Z / Roc Boys (And the Winner Is)...
14. John Lennon / Happy Xmas (War Is Over)