2017/12/22 三者鼎談 [特番]
2017年総括(guest : 大貫憲章、伊藤政則)
伊藤政則 select
1. Greta Van Fleet / Flower Power (2017)
2. Robert Plant / Bones of Saints (2017)
3. Roger Waters / Smell the Roses (2017)
4. David Gilmour / Faces of Stone (Live 2016)
5. Leprous / Bonneville (2017)
大貫憲章 select
6. Circa Waves / Wake Up (2017)
7. Coco Hames / I Don't Wanna Go (2017)
8. The Lemon Twigs / I Wanna Prove to You (2016)
9. Me and That Man / Voodoo Queen (2017)
10. Stereophonics / Would You Believe? (2017)
渋谷陽一 select
11. Lorde / Liability (2017)
12. Kendrick Lamar / Loyalty (feat. Rihanna) (2017)
13. Tyler, the Creator / See You Again (feat. Kali Uchis) (2017)
14. Arcade Fire / Everything Now (2017)
15. Beck / Up All Night (2017)
16. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)
伊藤政則 select
1. Greta Van Fleet / Flower Power (2017)
伊藤-今年のブライテスト・ホープ。新人。
渋谷-ツェッペリンそっくり。すごい。
伊藤-うまいとこ掴んでる。まだ若いけど。
渋谷-このボーカルがいれば、ツェッペリン再結成できそう。
渋谷-ツェッペリンそっくり。すごい。
伊藤-うまいとこ掴んでる。まだ若いけど。
渋谷-このボーカルがいれば、ツェッペリン再結成できそう。
2. Robert Plant / Bones of Saints (2017)
伊藤-すごくいいアルバム。ちょっとトライヴっぽい。
渋谷-自信を持って作った感じがする。セールス的にも健闘してた。
伊藤-前に進もうという姿勢が感じられて良かった。
渋谷-彼の中でいろんなこだわりが抜けてきたのかもしれない。
渋谷-自信を持って作った感じがする。セールス的にも健闘してた。
伊藤-前に進もうという姿勢が感じられて良かった。
渋谷-彼の中でいろんなこだわりが抜けてきたのかもしれない。
3. Roger Waters / Smell the Roses (2017)
渋谷-ナイジェル・ゴドリッチがプロデュースしてるが、それが大きい。
明らかにピンク・フロイド的なものを狙って作ってる。
明らかにピンク・フロイド的なものを狙って作ってる。
4. David Gilmour / Faces of Stone (Live 2016)
伊藤-このライヴは本当に素晴らしい。
ロックコンサートという次元を超えて、古代の神々への奉納の儀式みたい。
ロックコンサートという次元を超えて、古代の神々への奉納の儀式みたい。
5. Leprous / Bonneville (2017)
伊藤-ノルウェーの5人組。非常にダークなプログレ感があって、いいバンド。
曲のアレンジもいい。
曲のアレンジもいい。
大貫憲章 select
6. Circa Waves / Wake Up (2017)
大貫-リバプールの4人組。今どきのロックバンドという感じ。
アラン・ モウルダーのプロデュース作。
わかりやすいし、歌もそこそこ聴ける。
渋谷-ボーカルにキャラクターがある。
すごくいいと思う。
アラン・ モウルダーのプロデュース作。
わかりやすいし、歌もそこそこ聴ける。
渋谷-ボーカルにキャラクターがある。
すごくいいと思う。
7. Coco Hames / I Don't Wanna Go (2017)
大貫-女性シンガー。インディーのバンドをやりつつのソロデビュー作。
渋谷-ブロンディーを新しくしたというか、もっと古くしたような感じ。
渋谷-ブロンディーを新しくしたというか、もっと古くしたような感じ。
8. The Lemon Twigs / I Wanna Prove to You (2016)
伊藤-非常にわかりやすくて好きなタイプ。
大貫-ロングアイランド出身。兄弟によるバンドのデビューアルバム。
どの曲もフックがあって、ちゃんと落としどころがある。
渋谷-50年代、60年代の音をレトロな感じでは捉えてなくて、
面白い音楽として積極的に取り入れている。
大貫-ロングアイランド出身。兄弟によるバンドのデビューアルバム。
どの曲もフックがあって、ちゃんと落としどころがある。
渋谷-50年代、60年代の音をレトロな感じでは捉えてなくて、
面白い音楽として積極的に取り入れている。
9. Me and That Man / Voodoo Queen (2017)
大貫-ダークでブラックで伊藤さんに好きになって頂けるかも。
伊藤-知ってますよ。
ベヒーモスのサイド・プロジェクトで、ブルースっぽいヘビーロック。
大貫-ちょっと病的なところもあるが、音楽に対して貪欲。
伊藤-ヘビーメタルじゃくてブラックメタル。
渋谷-あまりメタルっぽくない。雰囲気は暗いけどポップで聴きやすい。
伊藤-知ってますよ。
ベヒーモスのサイド・プロジェクトで、ブルースっぽいヘビーロック。
大貫-ちょっと病的なところもあるが、音楽に対して貪欲。
伊藤-ヘビーメタルじゃくてブラックメタル。
渋谷-あまりメタルっぽくない。雰囲気は暗いけどポップで聴きやすい。
10. Stereophonics / Would You Believe? (2017)
大貫-大仰ではなくて聴きやすい曲が多い。
渋谷-すごくモダンで、ステレオフォニックスっぽくない。
伊藤-イギリスのバンドっぽい。
大貫-ポップスだし、言ってることがポジティヴ。
渋谷-すごくモダンで、ステレオフォニックスっぽくない。
伊藤-イギリスのバンドっぽい。
大貫-ポップスだし、言ってることがポジティヴ。
渋谷陽一 select
11. Lorde / Liability (2017)
渋谷-2作目だが全世界的にやたら評価が高い。
伊藤-存在感ある。
大貫-まあそこそこ。
伊藤-存在感ある。
大貫-まあそこそこ。
12. Kendrick Lamar / Loyalty (feat. Rihanna) (2017)
渋谷-いろんな非難に対して、自分の表現を向き合わせる挑戦的な作品。
伊藤-何がいいんですか?
渋谷-わりときれいなメロがあるんですけど。
伊藤-良く分からない。
伊藤-何がいいんですか?
渋谷-わりときれいなメロがあるんですけど。
伊藤-良く分からない。
13. Tyler, the Creator / See You Again (feat. Kali Uchis) (2017)
渋谷-若いヒップホップアーティスト。自らがゲイであることを公表した問題作。
伊藤-音の背景さえ変えれば昔のソウルと一緒。
ケンドリック・ラマーよりはいい。
大貫-こっちのほうが受け入れられる余地はある。
アルバムタイトルもいい。
伊藤-音の背景さえ変えれば昔のソウルと一緒。
ケンドリック・ラマーよりはいい。
大貫-こっちのほうが受け入れられる余地はある。
アルバムタイトルもいい。
14. Arcade Fire / Everything Now (2017)
渋谷-久しぶりの作品でポップなテイストだが、歌われている内容は非常にシリアス。
伊藤-わかりやすい。王道。
大貫-これは知ってる。
伊藤-わかりやすい。王道。
大貫-これは知ってる。
15. Beck / Up All Night (2017)
渋谷-3分間のカラフルなポップミュージックが詰まった楽しいアルバム。
そうはいっても時代に対する危機感とかシリアスに歌われている。
大貫-見た目もあまり変わらない。
渋谷-大衆の求めるベック像にアジャストするよう戻している。
そうはいっても時代に対する危機感とかシリアスに歌われている。
大貫-見た目もあまり変わらない。
渋谷-大衆の求めるベック像にアジャストするよう戻している。
16. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)
2017/12/8 [新譜紹介]
1. Morrissey / I Wish You Lonely
2. Morrissey / Spent the Day in Bed
3. Morrissey / When You Open Your Legs
4. U2 / American Soul
5. U2 / Get Out of Your Own Way
6. U2 / Love Is Bigger Than Anything in Its Way
7. Gary Numan / My Name Is Ruin
8. Gary Numan / Ghost Nation
9. Muse / Survival (2012)
10. Eminem / Walk on Water (feat. Beyonce) (2017)
11. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)
2. Morrissey / Spent the Day in Bed
3. Morrissey / When You Open Your Legs
3年ぶりの新作。
歌詞の詩的な完成度の高さと同時に、
わかりやすいメロディを持ったポップなサウンドで、
それに乗る言葉は深くて文学的だが、すごくシンプルでわかりやすい と。
歌詞の詩的な完成度の高さと同時に、
わかりやすいメロディを持ったポップなサウンドで、
それに乗る言葉は深くて文学的だが、すごくシンプルでわかりやすい と。
4. U2 / American Soul
5. U2 / Get Out of Your Own Way
6. U2 / Love Is Bigger Than Anything in Its Way
ボノにとって一種遺書のようなニュアンスの作品で、
今の世界と どう向き合うか正面から考え、自分が死んだ時に
どうゆう言葉を残すかということを考えながら作られている。
重くシリアスだが、力強い作品 と。
今の世界と どう向き合うか正面から考え、自分が死んだ時に
どうゆう言葉を残すかということを考えながら作られている。
重くシリアスだが、力強い作品 と。
7. Gary Numan / My Name Is Ruin
8. Gary Numan / Ghost Nation
もう少しレトロかと思ったら、バリバリの音でかっこいい。
すごい と。
すごい と。
9. Muse / Survival (2012)
10. Eminem / Walk on Water (feat. Beyonce) (2017)
11. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)
2017/12/1 [新譜紹介]
1. Noel Gallagher's High Flying Birds / If Love Is the Law
2. Noel Gallagher's High Flying Birds / She Taught Me How to Fly
3. Noel Gallagher's High Flying Birds / The Man Who Built the Moon
4. Bjork / Arisen My Senses
5. Bjork / Blissing Me
6. Taylor Swift / End Game (feat. Ed Sheeran and Future)
7. Taylor Swift / Getaway Car
8. AC/DC / Back in Black (1980)
9. Franz Ferdinand / Always Ascending (2017)
10. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)
2. Noel Gallagher's High Flying Birds / She Taught Me How to Fly
3. Noel Gallagher's High Flying Birds / The Man Who Built the Moon
今回はデビッド・ホルムスという打ち込み系のプロデューサーを起用し、
サウンド・デザインから方向性から すっかり変わったが、
従来のファンも満足できる作品に仕上がっているし、
それ以外の新しい層にも絶対に刺さる素晴らしい作品という印象。
骨太なメロディラインにコンテンポラリーなサウンドが合体した
力強い楽曲が並んでいる。
従来型のオアシス・メロディでなくても、彼のグッド・メロディは普遍性を持っていて、
四つ打ちと合体して本当に気持ちのいい世界が構成されている。
新しい挑戦だが、彼のポップソングライターとしての魅力は、より拡大している と。
サウンド・デザインから方向性から すっかり変わったが、
従来のファンも満足できる作品に仕上がっているし、
それ以外の新しい層にも絶対に刺さる素晴らしい作品という印象。
骨太なメロディラインにコンテンポラリーなサウンドが合体した
力強い楽曲が並んでいる。
従来型のオアシス・メロディでなくても、彼のグッド・メロディは普遍性を持っていて、
四つ打ちと合体して本当に気持ちのいい世界が構成されている。
新しい挑戦だが、彼のポップソングライターとしての魅力は、より拡大している と。
4. Bjork / Arisen My Senses
5. Bjork / Blissing Me
2年10ヶ月ぶりの新作。
今回もアルカがサウンドプロデュースの面で貢献しているが、
明らかに前作とは違うステージに立ったという手応えがある作品になっている。
もう一度肯定的なパワーを見出して、「ユートピア」という言葉に象徴される世界観を
構築している と。
今回もアルカがサウンドプロデュースの面で貢献しているが、
明らかに前作とは違うステージに立ったという手応えがある作品になっている。
もう一度肯定的なパワーを見出して、「ユートピア」という言葉に象徴される世界観を
構築している と。
6. Taylor Swift / End Game (feat. Ed Sheeran and Future)
7. Taylor Swift / Getaway Car
話題の新作。
アルバムにセルフライナーノーツが付いているが、これが素晴らしく、
過酷な状況の中で覚悟を持って このアルバムを作ったのが
ヒシヒシと伝わってくる。
切り裂かれた想いが、センチメンタリズムや文学的な方向に行かずに、
ポップで強靭でコマーシャルな楽曲へ繋がっていく構造がすごい と。
アルバムにセルフライナーノーツが付いているが、これが素晴らしく、
過酷な状況の中で覚悟を持って このアルバムを作ったのが
ヒシヒシと伝わってくる。
切り裂かれた想いが、センチメンタリズムや文学的な方向に行かずに、
ポップで強靭でコマーシャルな楽曲へ繋がっていく構造がすごい と。
8. AC/DC / Back in Black (1980)
9. Franz Ferdinand / Always Ascending (2017)
10. Thundercat / Show You the Way (feat. Michael McDonald and Kenny Loggins) (2017)